カナダといえばリベラル国家

しかし、過去を振り返ると先住民やLGBTQ(性的少数者)への差別や虐待があった。

カナダではイギリスやフランス等の国からの移民が19世紀から1990年代までに先住民に対して差別的な教育政策を行っていた。
特に最東部にあるニューファンドランド・ラブラドール州(Newfoundland and Labrador)では先住民の子供を強制的に寮制の学校に通わせ、親元から引き離すことで先住民の言語であるベオスック語(Beothuk)、ミクマク語(Mi’kmaq)、イヌ・アイムン語( Innu-aimun)、ラブラドール・イヌクティトゥット語(Labrador Inuktituk)に触れる機会を失わせて、先住民の子供達に英語、フランス語を使うように仕向けた。また寮生活中で先住民の生徒に対する虐待もあった。

加えて、軍の中でLGBTQに対する不当な扱いもあった。
カナダの軍や政府はLGBTQの人間はソ連のスパイにより簡単に利用されやすいと考えたため、軍の人間に対して同性愛者などを知っていたり、見つけた時に通報するように命じていた。
トルドー首相は当時の行いは魔女狩りであったと述べた。
これは1992年まで続いた。

トルドー首相は涙ながらに謝罪

ジャスティン トルドー カナダ首相
カナダ政府は謝罪に加えて、差別的教育を受けた5つの学校に通っていた先住民およそ500世帯に5000万カナダドルの補償をする。
またLGBTQに対しても集団提訴をした被害者たちに1億カナダドルを和解金として支払う。

過去の過ちを認めることで国は前進する。