発禁図書「子供の震災記」から確認できる歴史修正

津田大介氏のツイート。

子供の震災記とはなにか

1924年に目黒書房から出版された初等教育研究会編による『子供の震災記』は、1923年9月1日に起こった関東大震災を体験した小学生による作文集。
内容には震災に乗じて殺された朝鮮人についての記述が当時の子供目線で書かれている。

子供の震災記の何が問題なのか

問題は国会図書館の蔵書検索には2種類の『子供の震災記』があり、それぞれ中身が部分的に異なる、という点。
片方は朝鮮人の虐殺について記されているが、もう1種類の方は言葉が巧妙に書き換えられていて朝鮮人に関する子供の目撃が消えてしまっている。

誰がなぜ修正したのか

筑波大学の前身である東京高等師範学校附属小学校の関係者は、震災ともしかすると朝鮮人への残虐行為を後世に残すために小学生の作文という体をとって、『子供の震災記』を編纂した。
ところが、当時の内務省の検閲を受けたことで本書は風俗壊乱の理由によって、発禁指定されてしまう。
それによって仕方なく学校関係者たちは朝鮮人に関する記述を検閲に通る文言に書き換えた。
今となってはその当時の意図や気持ちなどは分からない。

とても示唆に富む、興味深い内容なので是非オリジナルの記事も読んでもらいたい。
小学生の恐ろしい作文を改ざんする卑怯な大人たち
だれが小学生の作文を改ざんしたのか:検閲、震災、虐殺、発禁本